自動販売機のFeliCa対応が進んでますが、最近あまり使ってない。自分の後ろで待ってる人がいなければ、誰に気兼ねすることもなく、財布の中に澱んだ小銭の処理ができる良いシステムだと気づいたから。じゃらじゃら10円玉を注ぎ込む快感・・・そんなことってない?
システムってのは、ユーザーがどういう使い方をするかを考えないと、思った通りの効果をあげることが難しいってことの一端でしょうか。勝手な思い込みだけど。コンビニ以外の多くの店舗でiDやQuickpayが使えるようになれば小銭自体が出なくて楽になるんだけどなぁ。
さてここからが本題。
Image X10の影響で、iPod touchの曲整理にiTunes(Windows用)を多用しはじめたんだけど、やっぱりこの子の挙動はユーザーをバカにしてるとしか思えない。特にプロパティ画面や何らかの進捗を示すポップアップが出ている間、定期的にアクティブになるという仕様。このストレスだけでiPodを使うのがイヤになる。
たとえばアルバムのプロパティを開く。アルバムアートを登録するために、エクスプローラからドラッグドロップ(が楽なので)しようと、エクスプローラにアクティブウィンドウを移す。すると次の瞬間強制的にiTunesがアクティブになり最前面に出て、せっかく表に出したエクスプローラを覆い隠す。
たとえばiPodとの同期中。メールなりメッセンジャーなりでテキスト入力をしていると、定期的にポップアップが最前面に出てくるので、入力中の文字列が宙に浮く。それだけならまだしもポップアップのデフォルトフォーカスが「キャンセル」ボタンなので、変換しようとスペースを押したり、確定のエンターを押したりしてしまうと即座に同期が停止する。
つまり、「画像の設定はiTunes内からファイルを開くダイアログで探してくれ」、「曲の同期中は他の作業は何もせずに待機してくれ」と暗に言っているようなもの。アプリに行動を制限、指定されて気持ちの良いわけがない。
他にも何か処理をすると曲の再生がないがしろにされるようで、アクティブになるたびCPU負荷で音飛びが起こったりもするし、ストレスの溜まりようが半端じゃないです。いつもライブラリ管理を中途半端で投げ出すのはこの辺が理由。
とはいえ、iTunesと同等のタグ/アート管理能力があり、その上iPodと同期が可能なアプリケーションとなると他に選択肢がなさそうなので、仕方なく使っているという。普段のCDエンコードと再生は、もっぱらfoobar2000(+lame)使ってますけどね。
機能の本質はすこぶる便利なソフトだと思うので、ぜひWindowsでもiPod touch/iPhone並みの快適さを実現して欲しいものです。