本日未明、とある記事がひっそりと公開されました。
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ウィルコムのPHS事業縮小へ ソフトバンクが協力 - asahi.com(朝日新聞社)既存PHSは、約400万の顧客に迷惑がかからないよう、携帯電話や次世代技術への転換を促しながら順次縮小する。
予想通り、ソフトバンクによるウィルコムの巻き取りが始まるようです。近い将来にはSBMに吸収され、TU-KA同様停波する運命となるでしょう。
驚きはまったくありません。SBMによる支援が決まった時点で遅かれ早かれこうなるのが予定調和。一月程前「だれとでも定額」の発表があった割に、思ったより早かったな、という程度の感想です。国産技術が消えて行くのは寂しいですが、仕方のない事でしょうね。
昔は高レベルの技術で持て囃されたのに、それだけにしがみついて変化する時代に順応できなかった。世渡りが下手な技術者の煤けた背中を見るようで切ないです。ヒトゴトジャナイシ。
なにはともあれ、自分の学生時代を支えてくれた通信会社でしたし、役目を終えるとなると感慨深いものがあります。今までありがとうございました。・・・まだ早いけどナ。
さてこうなると、自分の周りにいるウィルコムユーザーの方々が今後どういう判断をされるかが気になります。なぜ今までウィルコムだったのか、どうして携帯じゃないのかをぜひ冷静に見つめ直してみてください。
通信費定額、音声定額、スマートフォン。欲しい契約コースや端末が他社に無かった数年前と違い、今はいろいろな選択肢が広がってます。これらの新しい試みをリードしてきたのがウィルコムだったというのもまた皮肉ですが。
もしソフトバンクに対してアレルギーが無いのなら、そのうちiPhoneへの乗り換え割引キャンペーンが張られることは確実だろうから、それを狙ってみるのもひとつの手だと思います。頑なにソフトバンクを避けてdocomoに移った自分が言うのもアレですが、悪くない選択肢だと思いますよ。