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  • 2019.12.29 Sunday
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手始めのCSSカスタム。

新規に書き出すにあたり、ブログのPC用デザインをカスタムして画面幅要求XGA(幅1024)のラインまで拡張してみました。スマホはスマホ用のデザインがあるし、今時のディスプレイは大概HDサイズ以上だし、レガシーサイズのデザインにこだわる必要もないでしょうと。

デザイン的にJUGEM公式既存テンプレートのカスタムで背景画像引き伸ばしてるから細部怪しいけど、まぁ一見して違和感なさそうなレベルにはなったので良しとします。

これでエントリに貼れる画像サイズの最大が横幅480pxから、720pxになりました。というわけで年越し前にクリスマスの時Twitterに上げたものを試し貼り。いかがでしょ、過去エントリより少しは見栄えがするようになりましたかね。



一つ前のと、エントリ順逆の方がよかったよね・・・(笑)。

実家の無線LANが弱いので。

年末年始、実家に戻るに際して、ひとつ懸念点がありました。それは、インターネット回線が貧弱なことです。

両親は常時インターネットを使いまくるわけではないので、回線はケーブルテレビのおまけ的な格安なサービスを利用しています。それで十分だし、あえて別の回線に切り替える理由がありません。

それはそれで良いのですが、ルータの位置が1Fの寝室にあるため、自分が逗留する2F奥の部屋には無線が極めて届きにくいというのが問題でした。単純にウェブを閲覧するだけでも、1分待ってタイムアウトもざら。東京の自宅にリモートデスクトップなんて夢。そう考えていました。


で、前回の帰省の話になりますが、Surface Pro2というフットワークの軽いPCを持ち帰れるようになったので、これを片手に歩き回り電波調査をしてみました。結果、問題の部屋の外、廊下まではそれなりの電波が届いていることがわかりました。部屋の扉を超えて、窓際にあるPCまでの距離で急激に減衰している模様です。

そこで今回はこんな秘密兵器を用意してみました。


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プラネックスの無線LAN中継器、中継大王(MZK-EX300NP)。かわいい見た目とふざけたネーミングセンスはともかく、その実力は高い評価を受けています。

もともとこの中継大王はWPS対応機器へはボタンひとつでつながるのが売りなのですが、実家の無線LANルータはNECのもので、自動接続機能は「らくらく無線スタート」とありWPSへの対応は不明。途中で悩むのも嫌だったので、最初からSurfaceを使って手動での設定を行いました。

手順はこちら。→MZK-EX300NP、WPSで接続できないときの手動接続設定方法(Windows 7/8/8.1) | プラネックスコミュニケーションズ


面倒ですが、ある程度の知識があれば別段戸惑うこともなく終わりました。PCに固定IPを振ることができないようなレベルだと、ちょっと難しいかもしれません。

設定が終わって青色LEDで接続が確認できたら、2F廊下にある洗面所のコンセントに差し込むだけ。らくちんらくちん。

・・・と思ったら設定後復帰しても青色ランプが点きません。そこでなんとなく本体のWPSボタンを押したらなぜか即時青ランプになりました。よかったんだろうか。まぁ位置を変えて差しなおしても正しくつながってるし、問題ないんだろうな・・・。



その後確認したところ、今までほとんどつながらなかった位置で、それなりに快適にブラウズができるようになりました。計測すると下り約3Mbps。遅く見えますが、おそらく自宅回線の理論値に近いレベルででているハズ。そのくらい契約回線が細いのです・・・。

とりあえずニコニコ動画やYoutubeなどがなんとか見れるので、短期滞在には十分です。これまではブラウザでページが開くかどうかという世界だったので、大躍進です。父親のデスクトップPCがこの位置にあるので、今後も役に立ってくれるでしょう。

参考までに、この同じ位置に置いたSurfaceとデスクトップPC間で無線経由のファイル転送をして、実効速度8Mbpsくらいの速度が出ます(その間他に何もできないけど)。おそらくこれってP2P接続じゃなくて、L2でも1Fのルータ(スイッチ)経由で通信してるよね? 自信ないけど。


そんなわけで中継大王、評価に違わぬ有能アイテムでした。あとは耐久性だな。

Alienware X51 故障。

■スペック。

Alienware X51 プラチナ、初代モデル。自前でSSDを追加し、SSD256GB(Boot)+HDD1TB(Data)に載せ替えたもの。


■はじまり。

まず最初の事象は、データ用HDD(つまり、X51標準添付のHDD)の故障でした。PC内部から「小人さんのテニス」と呼ばれる「カッコン、カッコン」というヘッドの音が延々続く状態になり、Windows上からHDDが見えなくなりました。

過去に何度も経験した状況なので、切り分けはスムーズです。十中八九、HDDのハードウェア故障。失われたデータはほとんどがゲームのインストールデータと、一時保管データ。ストレージはNASに移行しているため、これ自体は極端に致命的な状況ではありません。やはりSeagateは壊れやすい印象だなぁ。

あわてず騒がず、こりゃ仕方ないなと一旦シャットダウン。その後、HDDを取り除いて再起動したのですが・・・今度はOSの入ったSSDがBIOS(UEFI)から認識できなくなってしまいました。ブートデバイスとして選択できるのがDVDドライブだけになった状態です。

切り分けのためSSDも取り出してきて、SATAをUSBに変換する機材を使用してサブノートであるSurface Pro2に繋いでみたところ、HDDは想定通り故障のままでしたが、SSDはなんと中身が閲覧できてしまいました。

とうことはSATAコネクタ側の不具合でしょうか。そう考えて同じコネクタに他のHDDを繋いでみたら、普通にBIOS(UEFI)から認識できてしまいます。電源やケーブル、コネクタの可能性もないようです。

そうすると原因はやはりSSDか。USB変換で繋ぐと認識できるのに、SATAで接続すると認識できないドライブなんて初めてです。

思い当たるのは、最初のシャットダウン時にWindows Updateのインストールが実行されたこと。想定外の事態でしたが、これが影響しているかは正直不明。

ひとしきり調査して埃まみれになって疲れたので、その日はシャワーを浴びてさくっと寝ることにしました。


■ふつかめ。

狐につままれたような顔になりながら、今度はSSDをSATAのまま別のPCに繋いでみることにします。古いThinkpad(T61p)の起動ドライブとして現在CFDのSSDがつながっているので、これと入れ替えて動作を確認してみることに。

はたして、ThinkpadのBIOSはX51のSSDを認識してくれました。やはりUEFI絡みの問題ということなのでしょうか。枯れてない新技術ってのはろくなことがないな。

一応認識はしましたが結局OSの起動シーケンスは動作せず、状況の改善はしませんでした。原因は絞れても、その解決法はとんとわからない。嫌な状況です。


並行して、逆にThinkpadのSSDをX51側に接続してみました。こちらは普通に認識して、OSもなんなく起動してしまいます。・・・これ、このままこのSSD潰してメインに流用するのが一番賢いんじゃないだろうか。

どうせThinkpadはminecraftサーバー用にお遊びで生きているような端末。全部すっとばしてもなんら問題はありません。worldデータだけ念のため固めておいて、あとは潔く投げ捨ててしまいましょう。

購入から8年目。筐体自体はまだまだ使えるので勿体ないとは思いますが、この巨体で実力はSurfaceより数段劣りますからねー。潮時だとは思います。バッテリーはとうに上がっている固定端末ですが、誰か使う?(笑)。


と、ここで予備PCとして利用していたSurface Pro2にも異変が発生。突然ネットワークに接続できなくなりました。デバイスマネージャーから見てみると、無線デバイスに黄色い「!」マークが付いて、利用不可になっています。

タブレットPCですから、ここが故障すると他にインターネットに接続する手段がありません。情報検索端末にもならず、もはや単なるマインスイーパー専用機(笑)。ネットに繋がらないタブレットに意味はあるんでしょうか。

そのまま置いてもゴミになるので賭けに出ます。マネージャーからデバイスを削除し、ドライバをアンインストール。その後再起動したら、デフォルトのドライバが自動的に再インストールされたらしく、なんとか動作するようになりました。ほんと良かった。

もともとSurface(Pro2)はネットワーク周りが不安定なんですよね。起動直後1分くらいはまずつながらないし、カバーを閉じて開いた時もやっぱり繋がらなくなってる。致命的ではないけど、持ち歩くにはとことん不便だったりします。

というか、なんでこんなに不具合が続くんだろう。最近何か悪い行いでもしたかなぁ。


ともあれ、方針は決まりました。戯れにThinkpadに入れてあったSSDを没収流用して、メインPCのWindowsを再インストールします。アプリ環境はまっさらになるけど仕方あるめぇ。と意気込んだところで、X51添付のOSディスクが行方不明なことが発覚。出鼻をくじかれたのでこの日はここまで。


■それから。

結果、数時間探してもOSディスクは見つかりません。まさかHDDの復旧領域とSSD本体のOSが同時に逝くとは思ってなかったので、管理がずさんになっていたようで。

そこではるか前に購入はしていたのですが、使用しようとしてあまりの不便さに挫折したWindows8を改めて導入することにしました。あれから8.1になり、大分改善されているはずなのですが、どうなるやら。

まずWindows8をセットアップして、8.1にアップデートしようとしたら、Windows Updateを全部当てて最新にしろと言われたのでこれを当てて、さらに8.1を当てて・・・気づいたら夜が明けてました。まずこの時点で頭悪い仕様だなコレ。

その後いろいろとアプリやら周辺機器やらをセットアップして、ちまちま一週間かけてやっと落ち着いたのでこのエントリを書いてる次第。Surfaceで使ってるというのもあって、今のところ大きな不便は感じません。


それにしても年末にとんでもないトラブルが降ってきたものです。この不運が仕事に波及しないことを祈りたいわさ。

Alienware X51の不満点。

現状かなり満足しているAlienware X51ですが、この一週間だけでもいろいろなトラブルがありました。ここまでのPROSに対するCONSとして書き留めておこうと思います。


■高負荷時のファンの音
デスクトップPCだから当たり前ですが、負荷のかかる作業をすると結構ファンが回ります。グラフィックよりCPUの方が回りやすい印象で、DVDをmp4にエンコードしてみたりすると、かなり早い段階で高速回転してうるさくなります。

初代PS3の負荷時よりよっぽど大きな音ですから、エンコードさせたまま寝る、とかいう場合には慣れが必要かも(まあ画質にこだわらなければ、DVD1枚5分(事前にISO化済)で変換おわりましたが)。

逆に言えばそれ以外の間、こうしてブログ記事を書いたりするレベルではほとんど気になるような音を立てません。動画を見る位なら大丈夫かも。エアコンや外の音の方が気になります。もちろんSSDで起動しているため、HDDが省電力で停止しているというのもありますが、とても静かです。


■UEFIで取り出しが管理される光学ドライブ
X51の光学ドライブはノート用の薄型スロットイン式、しかも中身むき出しため、通常の5インチベイPC用ドライブのようにドライブ本体に物理的な取り出しボタンがありません。入り口を塞ぐ弁もないので、最初は面食らいます。

このためX51のケース側ボタンから伸びるケーブルはシステムボードにつながり、そちら経由の電気的割り込みで管理されるようなのですが、インストール時、SSDに差し替えた直後はUEFI(BIOS)がドライバを読めなくなるのか、CDドライブの取り出しができなくなりました(差し込みは可能)。OSを起動して、その上から取り出し命令を送ってあげると無事飛び出してきましたが、ちょっと慌てました。

OS上でドライバをインストールしてあげると、UEFI上(電源投入後OS起動前)でも動作するようになり一安心。


■動画全画面化のブラックアウト
X51に限った問題ではないと思われるのですが、少し大きめの動画を再生した際に、全画面とウィンドウモードを切り替えるたびに画面が点滅し、3秒くらいブラックアウトする現象に遭遇しました。

かなり長い時間かけて試行錯誤しましたが、結局はNVIDIAのドライバ設定と液晶テレビとの相性のようなものだったようです。NVIDIAコントロールパネルの「デスクトップカラー設定の調整」から「3.以下の拡張設定を適用します。」セクション内、「ディスプレイに報告するコンテンツのタイプ」を「デスクトップ プログラム」もしくは「フルスクリーン ビデオ」のどちらかに設定することで回避ができました。

NVIDIAのグラフィックボードは現在再生中のメディアを自動認識して、テレビ側に報告する機能をもっています。で、テレビ側はこの割り込み指示を受けて、画面の調整を試みてブラックアウトする、のではないかと。そんなのどっちでもいいだろと、無視して固定したことで発生しなくなったので解決。


■SSDファームアップデート
Crucial M4はロットによってファームウェアに致命的なバグを持っているため、アップデートが必須です。自分のものも該当するのでアップデートをしようとしたのですが、BIOSではなくUEFIで管理されているためか、Crucial公式の起動イメージファイルからディスクを作成してもうまく起動してくれません。

これも何度か試した結果、UEFIの設定で、「Boot」タブの「Boot Mode」を「UEFI」から「Legacy」に変更することで、ディスクを起動することができました。無事アップデートも成功しています。


■役に立たないRealtek
X51に搭載されたRealtekのオーディオデバイスは、再生はともかく、マイクを繋げても全く役に立ちません。入力レベルが極端に低く、それでいてマイクブーストをかけると即ひどいノイズが入り込む。もしSkypeなんかでの通話を予定しているのであれば、最初からUSBの外付けサウンドデバイスを用意することをお勧めします。

自分はSoundBlaster X-Fi Proを購入してきました。これも入力レベルはさほど高くできませんでしたが、マイクブースト最大でもノイズを抑えられるようなので、なんとか実用で使えています。

音楽再生も基本は外付けDACなので、この内蔵デバイスは速攻無効化されました(笑)。


■カードリーダーの搭載が無い
地味だけど大きな減点材料。おかげで前回レビュー用のデジカメで撮った画像の転送が遅れた遅れた(笑)。

前面にUSB端子が2つあるので、片方にその場しのぎ的にUSBカードリーダーをつなげました。これも初期追加コストとして考えておかなきゃダメですね。


■抜けやすい電源
ACアダプターの本体側接続コネクタが、ノートPC並に、いやそれ以上に抜けやすいです。設置位置を調整しようとメタルラックをちょっと引き出しただけで抜け落ち、電源が切れました。

あくまでデスクトップなのでそう頻繁には動かさないとは思いますが、他の機器の配線を調整する際には、まずこのX51の電源を落としてから作業した方が無難です。


■共振するHDD
条件がいまいち確実ではないのですが、X51を設置した段の真上で外付けHDD(REGZA録画用)を動かしていたところ、気持ちの悪い低周波で怪音がするようになりました。外付けHDDの回転と、本体内ファン、あるいはHDDが共振を起こして発生している音かと予想されます。

対策としては外付けHDDの位置を変えるか、不要なときは電源を落としてしまうかですね。そもそも外付けHDDの中身、SamsungのHDDがうるさすぎるんだよ(笑)。ところでいろいろ試行錯誤している間に、アニメの録画に失敗して痛い目を見ましたがそれはまた別の話(笑)。


■Thinkpad トラベルキーボードの問題
そもそもThinkpad用のキーボードだから使えるだけ御の字ではあるのですが、公式のドライバではスクロール機能の動作が微妙です。具体的にはエクスプローラーの左側、ツリー表示の部分では動作するのに、右側、ファイル一覧の部分ではスクロールさせることができません。かなり頻繁に使う機能だけに残念すぎる。

ちなみに公式ドライバはVistaまで対応なので、インストーラがWindows7上で動いてくれません。でも下の階層にあるドライバ個別のインストーラは動作するので、直接そちらを叩けばとりあえず使うことはできます。そんな無理をしてまで使ってるから、こんな変な問題に出くわすんですけど。

でもトラックポイントからは離れられない・・・うじゃうじゃ。

Alienware X51にSSDを搭載してみた。

前回のレビューの通り、Alienware X51は、HDDが性能のボトルネックになっています。X51を買うような酔狂な人間なら、この結果を見てしまうと交換を考えるのは至極当然ではないでしょうか。



で、自分も買って来ました、SSD。容量と性能、さらに価格を考えて、定番のCrucial M4 SSD、256GBのCT256M4SSD2を選択。実はSSDだけ先に買ってしまって、PCが一週間後に届いたってくらい舞い上がってました(笑)。

購入した時は限定特売で25,000円切ってましたから、ちょうど1GB単価100円ってところ。数年前のWindows7導入時に検討して諦めた時と比べて、ずいぶんと安くなったものです。

alien_01.jpg

ところでこのAlienware X51。省スペース重視のため、2.5インチ、3.5インチドライブを搭載できるような追加ベイはありません。当然、普通に考えれば初期搭載されているHDDと「交換」することになります。

でもそれじゃ、せっかくの1TB HDD(Seagateでした)が無駄になっちゃいますし、万が一故障して修理に出す際にまたもとに戻すのが面倒です。

そこで、今回は奇抜な手段を海外のレビューから拝借して、挑戦して見ることにしました。

> Alienware X51 Desktop Review - Upgrades (HARDWAREHEAVEN.com)

必要なとこ引用して訳すとこんな感じ。

x51内蔵のHDDを入れ替えることは極めて簡単です(ネジ2本でグラフィックユニットが外れ、その後ネジ1本でHDDが外せます)。しかし、これは取り付けたままにして、SSDはスペアのSATAポートへ接続し、光学ドライブユニットの上に設置する方が理想的だと感じます。この方法は短いSATAケーブルと、電源を光学ドライブ用から引くためのスプリッタを購入する必要がありますが、それ以外は単純な手順です。


つまり、HDDはそのまま利用し、さらにSSDは光学ドライブの上に乗っけてしてしまおう、という画期的な手段です。



Alienware X51はフタを開けると、こんな感じになってます。

alien_02a.jpg
alien_02s.jpg

引用したとおり、グラフィックボードを取り除くことでHDDにアクセスはできるのですが、今回はあえてそこには手を付けず、SATAコネクタを隠している光学ドライブの方を取り除きます。

alien_03.jpg

取り除くと、CPUファン側、メモリのそばにSATAコネクタがあります(画像のドライバの先)。ケーブルにSATAって書いてあるからまず悩むことはないでしょう。


で、SATA1にOPTICAL(光学)ドライブのケーブル、SATA2にHDDが接続されているのですが、さらによく見ると、実はSATAのスペアスロット、SATA3が存在します。今回はここを利用します。

alien_04.jpg

自分はPATAのプライマリとかセカンダリとかに縛られたレガシーな人なんで、なんとなくHDDのケーブルをSATA3に繋ぎ直し、SATA2に新規SSDをつなぎました。


ここまではとっても簡単。


問題なのは、SSDの電源をどこから取るか、ということ。

期待していた光学ドライブの接続は、主にノートPC用薄型ドライブで使われるスマートラインという統合型コネクタで、電源コネクタが通常のSATAの半分もない小型なタイプになっています。ここから分岐できるような特殊なケーブルは世間に存在しないため、ドライブ自体から分岐で取るのはあきらめざるを得ませんでした。


そこで光学ドライブから電源ケーブルの元を手繰っていくと、PCを自作したことのある人間には見慣れた4ピンの白いコネクタに出くわします。コネクタはシステムボードに刺さっていて、そこから光学ドライブへと伸びています。

配線の見た目から、ボードから電源が供給されていると勘違いしがちですが、あくまで電源はACアダプタ。これはグラフィックボードの下の方に伸びるケーブルから供給され、システムボード自体に電源を供給している配線です。システムボードに刺さるコネクタ内で分岐して、逆方向に折り返してるわけですね。


このため、まずシステムボードからコネクタを外し、ボードへと供給する経路から分岐して電源を引き出します。分岐したケーブルの片方は元のボードのコネクタへ。もう片方をSATAコネクタへと変換してSSDにつなぎます。

文章で書いても伝わりにくいので、百聞は一見に如かず、画像をご覧下さいな。変換ケーブルの都合上ちょっと長めになってますが、ケーブルを選べばもっと切り詰めた配線ができるかもしれません。

alien_05.jpg
(クリックで拡大&説明付き)

あとはコレを下のファンに影響しないよううまく畳んで、上に光学ドライブを載せて、さらにその上にSSDをぽてっと置けば完成です。ほら綺麗。

alien_06.jpg

修理に出す時なんかはこの電源とSATAケーブルをもとに戻すだけで(HDDのシステム領域を潰さない限り)、初期出荷の環境に戻せますから非常にお手軽。通常時も1TBのHDDをサブドライブとして認識させられますから、SSDでは足りない容量も無理なく確保できます。メンテの面からも実用性の面からも非常に優れたカスタマイズだと思います。

もしこれからSSDの搭載を考えている方がいるような方がいましたら、ぜひご検討あれ。



さすがにSSDへのOSインストール作業の詳細は省きますが、念のため、作業時は元のHDDをSATAコネクタから外しておいたほうがいいかもしれません。間違えてHDDに上書きしたくないですものね。

ちなみにその状態でも、X51に添付されているOSインストールディスクを使用すれば、ハードウェアで自動認証されるため(回数制限はあったはずですが)面倒なアクティベートは必要ありませんでした。


以上、長々読んでくださった方はありがとうございました。最後に、これも前回同様儀式みたいなものですが、CrystalDiskMarkの結果比較を載せておきます。数値についてどうこう言える知識はありませんが、体感で格段に違う、ストレスの無い環境になったことはわかります。逆に職場の環境とかで、今までストレスじゃなかったコトがイライラの元にならないかが不安ですね(笑)。


HDD : Seagate ST31000524AS
alien_disk_hdd.png

SSD : Crucial M4-CT256M4SSD2
alien_disk_ssd.png

Crucial 2.5インチ 内蔵型 SATA3.0対応 M4 SSDシリーズ 256GB CT256M4SSD2Crucial 2.5インチ 内蔵型 SATA3.0対応 M4 SSDシリーズ 256GB CT256M4SSD2

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